モデルカーを用いたAUTOSAR開発入門テキスト
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1.価格
44,814円(税込)+送料 (ただし直接に来学して受け取る場合は送料不要)
2.送料
1-2冊の場合,日本郵便レターパックライトでは360円
3冊から着払にて発送
他タイトルのテキストを同時に申し込まれた場合はまとめて発送します
3.テキストの形態
A4両面印刷(カラー).公開講座の講義で使用するスライドが2in1で印刷されています.
4.概要
車載組込みシステム開発において,欧州ではAUTOSAR仕様に基づいたプラットフォームの導入が進んでいます.AUTOSARは,車載 ハードウェアの違いを吸収し,車載アプリケーションソフトウェアの部品化と流通を促進するために,基本ソフトウェア(BSW)とランタイム環境(RTE)の仕様を定義しています. しかし,AUTOSAR仕様に準拠することでオーバーヘッドが大きくなることに加えて, 仕様の膨大さや複雑さ,曖昧な仕様や未規定の仕様が多く存在するなどの問題があり,日本国内での導入は進んでいません.昨今の車載ソフトウェア開発では,機能安全やECU統合など,新しい要求への対応が必要になり,日本でも AUTOSARへの対応が迫られています.
本テキストではマイコン制御が可能なモデルカーを題材として,AUTOSARを用いて開発した事例から,実践的にAUTOSARについて解説します.
本テキストでは,AUTOSARを用いて開発した事例を中心に取り扱うため, AUTOSARの基礎的な情報は省略します.
本テキストには,モデルカーを題材とした演習が含まれています.
5.到達目標
以下の一連の開発によりAUTOSARの設計メソドロジーを理解する
・システム設計及びSW-C設計
・RTE,BSWのコンフィギュレーション
・RTEジェネレータによるコード生成
・SW-C及びECUインテグレーションコード作成
・動作確認
6.対象者
以下の(1)(2)の条件がOR条件の方
(1)車載アプリケーションソフトウェアの開発に従事している,もしくはする方
(2)AUTOSARに興味のある方
7.前提条件
・C言語の知識があること
次のテキストでの学習を推奨する.
・「AUTOSAR 概論」
・「AUTOSAR OS仕様とTOPPERS/ATK2の使い方」
8.テキストの内容
"サンプル"の文字をクリックすると,各章のスライド(一部)をご覧いただけます.サンプルは,PDFファイルです.
1.開発対象アプリケーション(サンプル)
2.開発環境
3.AUTOSAR OS仕様(サンプル)
4.AUTOSAR OS対応プログラム(サンプル)
5.AUTOSARプラットホーム(サンプル)
6.AUTOSAR SW-C 対応プログラム開発 : 1ECU版設計(サンプル)
7.AUTOSAR SW-C 対応プログラム開発 : 2ECU版設計(サンプル)
8.AUTOSAR SW-C 対応プログラム開発 : 演習課題(サンプル)
- 演習課題1 : 機能追加
- 演習課題2 : SW-C移動
- 演習課題3 : ECU追加(3ECU版)
9.演習環境
演習を実施するために以下のハードウェアとソフトウェアが必要です.
・WindowsPC
Windows 7 32bit/64bit で動作確認済み
・評価ボード
北斗電子 HSBRH850F1L x 3個
・モデルカー
必要機材等については,モデルカー構築マニュアル(PDF)を参照してください
・デバッガ
ルネサスエレクトロニクス E1 x 3個
・コンパイラ・デバッグソフトウェア
ルネサスエレクトロニクス CS+
無償評価版をダウンロードして使用します
・演習用プログラム
TOPPERSプロジェクトのサイトから無償でダウンロード可能
ZIPによるダウンロード
公開サイトの下にあるZip Archiveをクリックしてダウンロード可能
SVNによるアクセス
svn co http://dev.toppers.jp/svn_user/contrib/rc_autosar_rh850/trunk
10.公開講座
・同じテキストを用いた公開講座を実施しています
・開講時期や内容については”モデルカーを用いたAUTOSAR開発入門”の講座概要ページからご確認ください