NEP|名古屋大学組込みシステム人材育成プログラムNEP|名古屋大学組込みシステム人材育成プログラム

制御システム開発のためのMBD [対面開催](中止)

新型コロナウィルス感染症の影響がなくなった時点で開講します.
現在は,開講の予定が立っていません.

この科目は,経済産業省「第四次産業革命スキル習得講座」の認定を受けています

この科目は,厚生労働省の「教育訓練給付金制度」と連携しています.
(留意点)本制度の申請は,受講開始日の1ヶ月前までに,受講者本人が手続きを行う必要があります.詳細は,こちらを確認ください.
     なお,履修期間が2年間になる場合は,「教育訓練給付金制度」を利用できません.
     ご不明点は,事務局スタッフまでお気軽にお問合せください.

開講日 2021年09月27日(月曜日)から10月01日(金曜日)の5日間
開講時間 09時30分から17時00分
(09時00分開場,集合時刻09時15分)
受講申込期間 2021年09月09日(木)24時
受講料 125,000円(税込)
enPiT-Pro Embの「名古屋大学車載組込みシステムコース」の履修者は,コース受講料に含まれますので科目単位では請求しません.
定員(先着順) 19名
会場 名古屋大学 野依記念学術交流館2F(アクセス
講師 市原純一(AZAPA)他
講師は都合により変更する場合があります
講座概要 自動車には複数の制御ECUが搭載されており,モデルベース開発の手法により開発するECUが増加している.この科目では,自動車産業で実用化されているモデルベース開発の方法を学び,モデルベース開発の業務を行うための必要なスキル獲得を目指す.
自動車業界のモデルベース開発では,制御工学とソフトウェア開発という異なる種類の知識が必要になる.そこで,この科目では,両者の基礎知識を学ぶと共に,業務遂行に必要とされるスキルを獲得するために,演習を実施する.教材のロボットを制御する演習では,MATLAB/Simulinkを用いた制御モデルの作成と,プログラムのソースコード生成をした結果をロボットに実装してリアルタイムに動作させる内容が含まれる.
この科目は,モデルベース開発の業務を行う,制御技術者,ソフトウェア技術者,およびその管理者に適している.
実習機材 当日は受講者用PCを用意します.
到達目標 ・自動車の制御システムの制御設計からソフト実装までをシームレスにモデルベース開発できる人材を目指す
対象者 ・自動車の制御システム開発に関与する制御技術者,ソフトウェア技術者,またはそれらの開発管理者
前提条件 ・MATLAB/Simulinkの基本操作ができること
・制御設計もしくはソフトウェア設計の経験があること
講義計画 1日目:モデルベース概論
【内容】
・モデルベース開発の概要
・システムアーキテクチャ
・制御工学基礎
【到達目標】
・モデルベース開発のプロセスを理解する
・制御工学の基礎知識を獲得する
2日目:台車制御設計
【内容】
・制御対象モデリング
・台車制御設計
【到達目標】・台車制御のモデル設計ができる
・MILSができる
・RCPができる
3日目:倒立制御設計
【内容】
・倒立二輪ロボットのモデリング
・倒立制御設計
【到達目標】
・倒立二輪制御のモデル設計ができる
・倒立する極の値を求めることができる
4日目:ソフトウェア設計・実装
【内容】
・MBDにおけるソフトウェアアーキテクチャ設計
・MBDにおけるソフトウェアコンポーネント設計
・実機へのソフトウェア実装
【到達目標】
・MBDにおけるソフトウェア設計と実装ができる
5日目:実機評価・まとめ
【内容】
・倒立二輪ロボットの実機評価
・経産省ガイドライン
・確認テスト
【到達目標】
・実機評価ができる
・自動車開発におけるMBDにおけるモデルのガイドラインを理解する

(教材や進捗の都合で,実施日が異なる可能性があります)

評価方法 本科目は,経済産業省「第四次産業革命スキル習得講座」の認定を受けているので,修了テストを行います.修了認定基準は,次のとおりです.
・修了テストまたはレポートが60点以上
・全時間数を出席していること,ただし,講師が認める場合に補講を受けることができます.
これまでに受講された方々の声
  • 受講修了者のインタビューが,社会人の大学等における学びを支援するサイト『マナパス』に掲載されました.インタビューページはこちらをご覧ください.
  • MBD開発の考え方から実装モデル設計~シミュレーション(MILS,SILS,RCP)実機動作させるまで全体の流れを理解するのに役立ったと思う。
  • 制御という点では難しい部分もあったが、どういうプロセスでどういうことを考えなくてはいけないかという点よく理解できた。
  • モデルベース開発を行う上での基本を学ぶことができたため、とても役立った。
  • PIDパラメタの設計法、状態フィードバックの極配置は説明が簡潔で分かりやすかった。
  • 車載の制御システムに関してあまり知識がありませんでしたがわかりやすいテキストでした。
  • 備考
    • この講座では,次のテキストを使用します.
      ・「制御システム開発のためのMBD」トヨタ自動車,アイシン精機,デンソー,名古屋大学
      ・「倒立振子で学ぶ制御工学」,川田昌克編,森北出版,2017
      テキストは当日配布します.テキストの代金は受講料に含みます.
    • 複数回開講する科目の場合,改良を目的として教材をマイナ改訂する場合があるので,完全に同一の内容とならない可能性もございます.しかし,到達目標や扱う内容に変わりはありません.
    • お申込みや開講に関わる諸条件は,公開講座開講規約のページをご覧ください.
    • 修了時アンケート調査と、修了1年経過時のフォローアップ調査を実施します.
    • enPiT-Pro Emb向けの文部科学省BP要件該当授業時間数(実務家教員)情報:この科目は30時間です.
    • enPiT-Pro Embで広島大学が提供する科目(モデルベース開発プロセス)と本科目の相違は,こちらから.
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