モデルカーを用いたAUTOSAR CP開発入門 [対面開催]
開講日 | 2023年01月18日(水曜日)および01月19日(木曜日)の2日間 |
開講時間 | 09時30分から17時00分 (09時00分開場,初日集合時刻09時15分) |
受講申込期間 | 2022年12月21日(水曜日)24時まで |
受講料 | 60,000円(税込) enPiT-Pro Embの「名古屋大学車載組込みシステムコース」のコース受講料に含まれますので,同コースの履修者には請求しません. |
定員(先着順) | 8名 |
会場 | 名古屋大学 ナショナル・イノベーション・コンプレックス(NIC)館3階大会議室(アクセス) |
講師 | 高田光隆(名古屋大学) 講師は都合により変更する場合があります |
講座概要 | 車載組込みシステム開発において,欧州ではAUTOSAR CP(クラシックプラットフォーム)仕様に基づいたプラットフォームの導入が進んでいます. AUTOSAR CPは,車載 ハードウェアの違いを吸収し,車載アプリケーションソフトウェアの部品化と流通を促進するために,基本ソフトウェア(BSW)とランタイム環境(RTE)の仕様を定義しています.しかし,AUTOSAR CP仕様に準拠することでオーバーヘッドが大きくなることに加えて,仕様の膨大さや複雑さ,曖昧な仕様や未規定の仕様が多く存在するなどの問題があり,日本国内での導入は進んでいません.昨今の車載ソフトウェア開発では,機能安全やECU統合など,新しい要求への対応が必要になり,日本でもAUTOSAR CPへの対応が迫られています. 本講座ではマイコン制御が可能なモデルカーを題材として,AUTOSAR CPを用いて開発した事例から,実践的にAUTOSAR CPについて解説します. 本講座では,AUTOSAR CPを用いて開発した事例を中心に取り扱うため,AUTOSAR CPの基礎的な情報は省略します. |
実習機材 | 講義当日は,受講者にWindowsPCと演習ボードとモデルカー一式をお貸しします モデルカー(2~3名で1台の機材を共有),コントローラ,E1デバッガ |
到達目標 | 以下の一連の開発によりAUTOSAR CPの設計メソドロジーを理解する ・システム設計及びSW-C設計 ・RTE,BSWのコンフィギュレーション ・RTEジェネレータによるコード生成 ・SW-C及びECUインテグレーションコード作成 ・動作確認 |
対象者 | 以下の(1)(2)の条件がOR条件の方 (1)AUTOSAR CPプラットフォームを使用した車載アプリケーションソフトウェアの開発に従事している,もしくは従事する予定の方 (2)AUTOSAR CPの設計メソドロジーに興味のある方 |
前提条件 | ・C言語の知識があること ・本講座を受講する前に以下の講座を受講することを推奨します AUTOSAR CP概論 AUTOSAR CP OS仕様とTOPPERS/ATK2の使い方 |
講義計画 | 1. 開発対象アプリケーション 2. 開発環境 3. AUTOSAR OS仕様 4. AUTOSAR OS対応プログラム 5. AUTOSARプラットフォーム 6. AUTOSAR SW-C 対応プログラム開発:1ECU版設計 7. AUTOSAR SW-C 対応プログラム開発:2ECU版設計 8. AUTOSAR SW-C 対応プログラム開発:演習課題 演習課題1:機能追加 演習課題2:SW-C移動 演習課題3:ECU追加(3ECU版) |
評価方法 | enPiT-Pro Embの「名古屋大学車載組込みシステムコース」履修者がこの科目を受講した場合の修了認定基準は,次のとおりです.. ・指定演習課題の成果デモンストレーションにより評価する ・全時間数を出席していること |
これまでに受講された方々の声 |
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備考 |
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